実弾が必要だった。

世界に撃ちこめる実弾を求める13歳の少女、山田なぎさ。
彼女に近づく、自分を人魚だと言い張る不思議な転校生、海野藻屑 。
初っ端からだよ！！
ふわふわした絵柄の表紙と冒頭からいきなり告げられる結末との恐ろしいギャップに驚かされまして、進んでゆく物語。

読んでる最中に彼女らには幸せに、普通に暮らして欲しいと思うんですけど、もうすでにそうは行かないと冒頭で告げられてるんですよね。
13歳の彼女らが持つ砂糖菓子の弾丸では世界と戦えない。

容赦なくやりきれねぇ。

異常でも慣れてしまえば日常

男装をした女の子と女装をした主人公が探偵ごっこに勤しみます（語弊）
退屈な日常より異常を求める主人公だとか
嘘しか言わない娘だとか
個性派ぞろいですでにかなりの異常さをかもし出しているにも関わらず、それでも主人公は追い続ける　異常

ラストに色々と出てきますので、前作「きみとぼくの壊れた世界」の後で読むの推奨。

アガサくりすちーすげええええ
あまり長い話ではないのですが
それなのにも関わらずこの読み終えた後のほくほく感

脱出不可能な島の中集められた10人が一人、また一人と死んでゆく
一体誰が犯人なのかわからずに、誰もが誰もを疑う。恐怖が伝わってきます

くりすちーすげええええええ

『人類は衰退しました』の続編です！
もったいなくてなかなか読み出せなかったのですが決心して読みましたよおおお！！！

前作は頭にすんなり入り込み果てしなく心地よい脱力感に包まれる一品でしたが、今作はなんかやばい。
妖精によるほんわかフィルターがかかりつつも時間や知能などなんか難しいことを話している。
内容がかなり入り組んでいるというか、あれだ。3回ぐらい読み返したもの私。
妖精かわいいなー
窓とか開けてたら妖精入ってきたりとかしませんかね……。

『人類は衰退しました』の3巻です

今回は遺跡探査もの一本のみの長編です
衰退した人類の歴史を記録するため荒廃した都市遺跡の探索へと向かう地底冒険活劇みたいな。

何だかんだで助手さんの立ち位置が非常にうらやましい
語り部の彼女と地下迷宮を探索、そしてさらに食料、水分の補給の危機が訪れ、よもや『某身体より排泄される神聖なる液体』を摂取するほかないというような状況。
いや！飲むよ！彼女のなら俺ｎ（自主規制

妖精さんの出番は少なめ
そして気づく。彼らの偉大さに

やはり現実は厳しい。